党の退潮底を打ったなんて、あきれた民主党幹部
「魔法みたいに急に、民主党に対する信頼が回復することはない―」。
民主党の岡田克也代表が15日、早稲田大学の学生サークル主催の講演会でそんな泣き言とも思えるようなことを漏らしたそうだ。まあ、相手が学生だから多少気も緩んでバカ正直に言ってしまったんだろうが、大いなるミステークだ。
野党第一党の代表らしく政治理念をしっかり語るべきだった。
多分、泣き言のような発言になったのは12日の統一地方選前半戦の結果を受けての反省からだろう。何を勘違いしたのか枝野幸男幹事長ともども前半戦結果について、「厳しい数字ながら(民主党の党勢退潮は)底を打った」などと語っていた。都道府県議は前回より82議席も減らし、大阪市議選では11人が全員落選したのに何を言ってる、とんでもないことを言うな…と思った。
ほとんどの敗戦の地は維新の党にとって代わられ、共産党にまで食われている。
執行部がそんなていたらくじゃあ先はない、と危機感を強めた党内から榛葉賀津也参院国対委員長が噛みついた。「負けじゃないか。そんな認識自体が甘い。危機感の欠如だ」と。激しいけんまくに枝野幹事長もびっくり、「2012年の下野、その後の退潮からみれば地方がよく頑張った」と訳の分からない言い訳をした。
学生たちに対する岡田代表の泣き言じみた話もそれと同じだろう。
多分、開票結果が早かった札幌市長選の勝利で舞い上がってしまい、その後に近畿圏の県議選、大阪市議選、大阪府議選の相次ぐ惨敗など予想もせず党勢退潮の「底打ち発言」になったのだろう。自らの選挙で苦労したこともない党幹部の大甘姿勢に党内の批判は日に日に強まっていくようだ。
川柳「朝囀」学生が 最後の頼りか 岡田さん (誠)
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