いやしくも総理だ、バカだ、ちょんとは何事か
いやしくも総理だ、馬鹿だ、ちょんとは何ごとか
委員長ともあろうに遅刻して外交防衛委員会を流してしまった片山さつき参院議員、本会議中に寝息を立てて眠り込む議員席…緊張感を欠いた議員のていたらくが相変わらずだが、だからといってラジオ番組で首相を「バカだ」「バカ野郎だ」「幼稚だ」と罵倒し続けたお笑いタレント、太田光(49)はやり過ぎだ。
笑って過ごせる話ではないだろう。
気に入らないかもしれないが、少なくとも国民の選挙を通して選ばれた議員から選出された総理大臣だ。一国のリーダーだ。それを肩書抜きで呼び捨てにしたばかりか「バカだ」「幼稚だ」はないだろう。
大物芸人には違いないが、大物なら大物らしく礼節がほしい。首相を罵倒することが笑いを取ることにつながると考えているなら大間違いだ。
こんなことを言うと叱声を浴びるだろうが、世の中、すべてが笑いで味付けされているような時代になってしまったことは心配だ。お笑い芸人のせいじゃないかもしれない。視聴率稼ぎに血眼のテレビ局の浅慮のせいかもしれない。政治がテーマのワイドショウをお笑いタレントが司会する。名のある政治学者や国会議員がその舌先で踊らされてオチャらけている。
もう随分前からそんな番組が茶の間を占拠している。その異常さを異常と感じないとすればそれが日常化して世の中が麻痺しているからだ。米国では政治の劣化はコメディアンが政治番組を動かすようになったからだと言われて久しい。
でも、「安倍っていう男のやっていることは幼稚すぎる…」という発言は笑いを取るというより誹謗中傷のたぐいではないか。
こういう話がネット上で走り回っている状況は気になる。まじめに政治を考えようとしている人たちに嫌気を感じさせてしまう。若い人たちに人気のある「爆笑問題」だけに負の影響が心配だ。お笑いだから何でも許されるわけはない。
余計なお世話だと叱られるかもしれないが、安倍総理ご本人に対してはもちろん世間に向けても釈明、謝罪することをおすすめしたい。
川柳「朝囀」お笑いが 笑いを忘れ 叱られる (誠)
http:∥gonbee-72.cocolog-suruga.com
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