野党は一発ダウンだ…首相の米国会演説攻撃戦
日本の国会は米国の国会の下請け機関ではない!
4月29日安倍首相が米議会で安全保障関連法案について「この夏までに成就させる」と演説したことに野党各党が一斉に反発、中でも民主党の枝野幸男幹事長は重要法案の成立時期を外国で約束するとは何ごとかと冒頭の啖呵を切った。
再開国会は気の利いた攻防になるのかなと多くの国民が期待した。
しかし、相変わらず準備不足で論戦に臨む野党は爆弾質問もない。「法案提出すらされていない中で、成立時期を外国で約束するとは前代未聞、国会軽視だ」と民主党を先頭に正面から切り込んだ。これじゃあ安倍首相が慌てふためくはずもない。「国会軽視との指摘は全く当たらない」と一蹴された。
「私の決意を申し上げたまでのことだ」「昨年来、記者会見や国会答弁で今国会での成立を申し上げている」「昨年12月の衆院選でも安保法制の整備を公約として掲げた。それに対して国民の支持を得たからには早期に実現を図るのは当然じゃないか」と畳みかけられてしまった。
返す言葉もなく、やり返されてすごすごと引き下がってしまった。
野党が一斉反発した時、本欄は「国民無視だの民意軽視だのと言って、国民をダシにして政略的言辞をばら撒くのは止めにしてほしい。政局目当ての言論戦に国民
を引きずり込むのはやめてほしい」と書いた。そんな駆け引きばかりやってるから政治が白々しい、深みのないものになってしまったのだ。
そんなことに時間を費やしている時ではないだろう。
それにしても野党と一緒になって安倍演説を袋叩きにしていた新聞はどうした。
アジアへの思いが伝わらなかったとか沖縄への思いやりがなかった…と批判の声をあびせたが、演説は同盟国への首相のビジョン表明ではなかったか。それがアジアへの謝罪や反省で埋め尽くされるのが真っ当だというのだろうか。
たまには、国民が求める視点に合った批判をお願いしたい。
川柳「朝囀」 不勉強 勝ち目はないな 最初から (誠)
http:∥gonbee-72.cocolog-suruga.com
« 教員を「国家試験」に…権威主義そのものだね | トップページ | 歴史直視しない国は中国だ…核軍縮文書から広島長崎訪問提案削る »
「ニュース」カテゴリの記事
- いつからそんなに寛容になった、枝野立民党代表。(2017.10.30)
- 立憲民主党、青山雅幸議員は即刻、辞職すべきだ(2017.10.27)
- セクハラはだめだが不倫はいい? どうなってるの立民のけじめ(2017.10.27)
- 小池さん、衆院選に「出ます」と堂々とおっしゃったら―(2017.09.30)
- この解散「不まじめ解散」と命名しよう(2017.09.17)
« 教員を「国家試験」に…権威主義そのものだね | トップページ | 歴史直視しない国は中国だ…核軍縮文書から広島長崎訪問提案削る »
コメント