児童虐待年7万件…「子どもの日」なんかやめちまえ!
全国の児童相談所が扱う児童虐待の相談件数がついに7万を超え、救いの手も間に合わず亡くなる子どもが年間60人に迫る。
「子ぼんのう」「子はかすがい」という言葉もある日本だが、子どもたちは痛めつけられ、苦しめられ、そして短い生涯を閉じている。
「子どもの日」にこそ私たちはこの痛ましい事実を考えるべきだ。
平成25年度中に全国の児童相談所が対応した児童虐待の相談件数は7万3765件だった。虐待は圧倒的に実の母親によるもので次いで実の父や祖父母や実父でない父などによる。一番可愛がってくれるはずの両親から虐待とはむごい。
自分を産んでくれた母親に虐待される…子どもたちにとってどんなに悲しい、くやしいことだっただろうと思う。
隣近所からの通告など早期発見、早期救済の手はずも徐々に整えられているが、それでも助けられず亡くなっていった子どもたちが平成23年度中に58人もいた。生ごみを捨てるポリバケツの中に閉じ込められ息絶えて行った野球少年、食事の仕方が下手だと咎められ食べ物も与えられず餓死していった少女…自分には何の落ち度もないのに一方的に痛めつけられていった。
いい子にするから堪忍して、ゆるして…。お母さん、好きだよ…必死で命乞いをする小さな叫びが聞こえてくるようだ。2013年横浜市で小学校に通っていなかった女児(6歳)が雑木林で遺体となって見つかった。所在不明のまま虐待などによって命を奪われる事件が増えている。慌てて行政が実態調査を始めると居住実態がつかめていない子どもが全国で1588人もいることが分かった。
生まれた後、親に出生届も出してもらえず隠され、「戸籍なし子」となった子どもらがいることも明るみに出てきた。学校へも通えず、社会から認知もされず育った子どもたちだ。どこに、どれだけいるのか、やっぱり役所が慌てて調べ始めたが実相はまだ分からない。休日づくりの「子どもの日」なんてやめちまえ!
政治家のみなさん、「格差」などという生易しいものではありませんよ。
川柳「朝囀」負の陰に 目つぶって快や 大連休 (誠)
« 袋叩きの首相演説…野党は日本の政治集団か? | トップページ | 自身の栄誉損ねた大江氏の首相呼び捨て演説 »
「ニュース」カテゴリの記事
- いつからそんなに寛容になった、枝野立民党代表。(2017.10.30)
- 立憲民主党、青山雅幸議員は即刻、辞職すべきだ(2017.10.27)
- セクハラはだめだが不倫はいい? どうなってるの立民のけじめ(2017.10.27)
- 小池さん、衆院選に「出ます」と堂々とおっしゃったら―(2017.09.30)
- この解散「不まじめ解散」と命名しよう(2017.09.17)
コメント