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2015年6月

2015年6月30日 (火)

間に合わない時の責任は? 文科相、それはあなたでしょ

 

 「東京都に負担してもらう上限を上げるつもりはない」「間に合わないときに誰が責任を取るかだ…」。昨日、2020年東京五輪・パラリンピックの主会場になる新国立競技場の建設費について発表した下村博文文部科学大臣はそう語った。

文科相ともあろう者が、どうしてそんなふて腐れたようなことを言うんだろう。その任にふさわしい人とはとても思えない。

 

総工費は基本設計時より900億円も増えた上、どんなに急いでも当初予定より2か月もおくれる。少なくとも五輪担当相が就任する前は担当大臣として自分に責任がある。建設費のねん出計画はもちろん、東京都に要請している500億円の負担協力のゴタゴタ、工期の遅れなど大部分は、文科相の責任に決まってるじゃないか。間に合わないときの責任? 自分がとるに決まってる。

 

こんなていたらくで民間から200億円もの寄付を集められると思うのか。舛添え都知事ではないが、建設費ねん出計画や東京都が負担を求められている500億円の具体的理由が明らかにされなければ、都知事も都民に説明できないだろう。ましてや都民が納得するはずもない。辞めた猪瀬直樹前知事にちゃんと説明してあった…なんていうのは無責任極まりない。

 

この段になってまだ「東京都に負担してもらう上限を上げるつもりはない」などと言う。文科大臣が知らないわけもないが、そういうのを減らず口をたたくというのだ。権力志向の強い人にはよくあるが、おれの方が偉いんだ、大臣が知事なんぞに頭を下げてお願いできるか…そういう次元の低い話になってる。国を挙げ楽しみにしている舞台をつまらぬものにしてしまった。それこそ責任を取れ!

 

川柳「朝囀」責任を 人に押しつける 猿芝居  ()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2015年6月29日 (月)

小型ゴーンまた増える…それでも不景気なの?

 

 人のふところに入る金が多いの少ないのと騒ぐのは少々さもしい思いもしないではないが、それにしてもわが身に照らしてあまりにも多いなあ…。

日産のカルロス・ゴーン社長の報酬が10億円を超し、トヨタ自動車の豊田章男社長が3億5200万円、取締役8人が1億円を超えたという。

 

 郵便受けに投げ込まれた市民税の確定通知、健康保険料や介護保険料の確定通知を手に取って、「えっ、こんな金、払ったら食ていけないよな…」とひとり言が突いて出る。年金の確定書を引っぱり出して年間の受給額を見ては暗~い気持ちになる。梅雨の切れ目の青空さえうらめしい。

そんな年金生活が何となくみじめになってしまう。

 

運がわるい…、恵まれぬ星の下に生まれたなあ…とあきらめるしかないが、円安・株高が背景で支えているとはいえ、持てる者はますます太り、持たざる者はますますやせ細る。「坂道時代」とはよくぞ言いけりだ。

サラリーマンの生涯賃金が2億円弱という。1年でその2倍近い報酬を手にする社長、2年で稼ぐ取締役…ちょっと取り過ぎじゃないだろうか。

 

さすがに初の女性役員として常務役員に就任したものの、麻薬取締法違反の容疑で逮捕されたジュリー・ハンプ容疑者はその8人の中には入っていないそうだ。

入っていなくてよかった。入っていたら人を見る目がないだの、女に甘いのじゃないか…とさんざんなことを言われてただろう。世界のトヨタも崖っぷちで踏ん張ったというところだろうか。

 

まあ、言うまでもないことだが、そこまで高額報酬を手にできる人は並みなことをやってきたわけじゃないだろう。寝食を忘れ、時には大切な家族も忘れて社業に打ち込んできたのだろうから、端からああこういうべきじゃないだろう。それは自分が一番よく分かっているはすだものな。

ささやかな年金でも、もらわないよりいいか。いつも貧乏人の結論はそこだ。

 

 川柳「朝囀」不景気かい 小型ゴーンが 増えてるぜ! (誠)

 

 

 

 

 

 

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2015年6月27日 (土)

出席議員は次の選挙一回休んで頭を冷やし、出直せ!

 

 「沖縄の(地元)新聞社はつぶせ」「マスコミを懲らしめるには広告をなくすればいい…」などと自民党の若手国会議員の勉強会の発言は、けしからんというより幼稚だ。情けない―の一語に尽きる。 勉強会を主催した党青年局長の木原稔議員を更迭するぐらいで片づく話ではない。出席議員は次の選挙は一回休んで頭を冷やして出直すくらいの厳罰に処すべきだ。

 

新聞報道を読むと講師に呼ばれた作家の百田尚樹氏の煽動もあるが、出席議員の発言は思い上がりもいいとこ、国会議員として恥ずかしい。

「沖縄のゆがんだ世論を正しい方向にもっていくにはどのようなアクションが必要か」「広告を提供しないことがマスコミには一番こたえる」「マスコミを懲らしめるには企業に広告料を出さないよう働きかけることだ」。ひどい発言だ。

 

百田氏が「反日とか売国とか、日本を貶める目的で書いているとしか思えない記事が多い」とマスコミ批判を展開したことで盛り上がり、報道陣を追い出した後の非公開の場ということも手伝って、議員発言がどんどんエスカレートした。

新聞はそれらを「放言」と批判しているが、影響などを考えず思ったままを口に出すのが放言だが、無礼で無茶な発言だから「暴言」というべきだ。

 

いや、みだりに発した出まかせ発言だから「妄言」というのが正しい。

百田氏も調子に乗って「沖縄の新聞社はつぶさなあかん」「沖縄の米軍基地の地主は大金持ちなんです」「米兵によるレイプより沖縄人自身によるレイプの方がはるかに多い」などと語っておきながら、「冗談のつもりだった」とはひどい。こういう人物が中央政治の周辺で情報を垂れ流しているとは心配だ。

 

 国会論戦をはじめ政局の展開が思うようにならないといって、力でねじ伏せてしまえと言うのは暴力主義だ。それを政権党の若手がためらいもなくやるとはどういうことだ。選挙区の人々によく聞いてみるがいい。

 それを次の選挙を一回休んでやることだ。将来のある、有為な政治家になるためにはそれしかない。あなたたちは本当に勉強が足りない。

 

 川柳「朝囀」勉強会 勉強嫌いが つどう会  (誠)  

 

 

 

 

 

 

 

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2015年6月26日 (金)

始まってないのに就職内定34%…誰にも怒られないもん!

 

政府がまたまた気休めだか、間に合わせ発言をしている。

来春卒業予定の大学生・院生の就職内定率が、解禁前だというのに34・5%にも上っていることについて、そんな気はさらさらないのに、「経済団体に約束された日程を順守するよう強く申し入れる」と白々しく語っているのだ。

 内定者、内々定者に口封じをしている企業を含めればもっとすごい数字だろう。

 

就職活動が早まると学業に支障が出ると大学や文部科学省が解禁の日程を遅らせるよう騒ぎ、今の4年生・2016年卒から会社説明会の解禁を3年生の3月から、選考活動を4年生の8月からに、それぞれ4か月遅らせた。正式内定は10月1日からと据え置かれた。

そのために活動日程が短くなり、学生の焦りを余計に高めてしまった。

 

早いうちに、お気に入りの企業、職種に内定、内々定をほしいのは人情だ。

企業だって早いうちに人材を確保したいと考えるから採用活動が前のめりになる。景気回復で企業の採用意欲が高まっていることも協定破り、指針破りが増える背景になっている。指針破りをしたってどこからも咎められることはないのだから、どんどん前のめりになる。当然の話じゃないか。

 

 優秀な学生や面接重視の選考環境でハッタリのうまい学生が何社も内定を取る。人材はハッタリじゃ分からない。エントリーシート方式の選考入口は、人材、人材と言いながら企業は、就職情報会社やコンサルタントに選別を丸投げし、間違った選考をしている。何社も内定、内々定を取った学生が4月の入社式にどこの企業に行ったらいいのか、指導教授に泣きつくなんていうばかげたことをやっている。

 

 かと思えば、名だたる大学、学部には一般選考とは別枠で「5人」「7人」の内定者推薦の要請が舞い込んでいる。それを知りながら「日程順守を強く申し入れる」とは、政府も白々しい。実態を知らぬ学生たちが哀れだ。真夏、玉の汗がしたたる中でリクルートルックに身をかため、汗でぐちょぐちょになったメモ帳を開きながら説明会の参加申し込みをする学生たちの姿を一度ご覧ください。

 

 

 川柳「朝囀」人材を 卵のうちから 使い捨て  (誠)

 

 

 

 

 

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2015年6月15日 (月)

迷い出たゆうれい…小沢氏また野党戦略唱える

 

 政局の芽がチラつくと幽霊が迷い出てくる。生活の党の小沢一郎代表だ。

来年夏の参院選について、野党大団結で必ず勝てる。衆院選で政権交代につなげることもできる。私はそれまで政治家を続ける。そんなことを言い出した。

一寸先は闇、何があるか分からない政治の世界とはいえ、辛うじて首の皮一枚で政治生命がつながった老人に何ができるだろう。

 

先週13日のテレビ番組での発言だが、小沢氏は安倍政権への国民の不満は強いと総評した上で「野党が大同団結すれば来年夏の参院選は必ず勝てる」と自信たっぷりに語った。参院選勝利の戦略として、野党が「統一名簿」を作って戦うことを具体的に示した。そして参院選で力を合わせる態勢ができれば、次期衆院選で必ず政権交代を実現できると語った。

 

あれっ、その戦略も構想もどこかで見たことがあるぞ。そうだ、2007年参院選だ。あの時は年金の加入記録の漏れや誤りなど杜撰な管理で「消えた年金」問題が発生、国民の怒りが与野党逆転、衆・参ねじれを呼んだ。そこを当時の小沢民主党は政局にねじ曲げて国会を混乱させ、2年後の2009年衆院選でばら撒きマニフェストの効果もあって政権交代を引き寄せた。

 

今回は125万件の年金情報が外部から侵入したウイルスによって流出するという「漏れた年金」問題だ。それも参院選が1年後に迫っており、その後に衆院選も予想される。小沢氏の政局感はそこを見据えているのかもしれないが、「統一名簿」を自分の政治塾の聴講者の名前を借用して間に合わせ、政治経験もろくにない素人議員をゾロゾロと生んだ悪夢がよみがえる。

 

柳の下に2匹目のドジョウを期待するような古びた小沢戦術が通用する時代ではない気もするが、あの時の「一度(民主党に)やらせてみよう」という気分が「もう一度、やらせてみよう」と狂い咲くことがないとは言えない。

ただ、もはや政治の本質を忘れ、自らの古巣である自民党打倒に執念を燃やす、怨念のかたまりになったこの人にはあまり活躍してほしくない。

 

川柳「朝囀」年金も 安保も地雷 いつの世も  (誠) 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2015年6月14日 (日)

老いぼれ4人衆、「忠言」の効き目やいかに

 

 自分から「じじいだが、この段に至って黙っているわけにはいかん」と切り出したが、場内には「老いぼれじじいだよ」の声がもれたとか…。

山崎拓・元自民党副総裁(78)ら戦前生まれの元衆院議員ら4人が、日本記者クラブで安全保障関連法案について反対表明の会見を開いた。

 

平和憲法、9条、専守防衛、自衛権、自然権、生存権、解釈改憲、個別的自衛権、集団的自衛権、その行使容認…と難題でがんじがらめになった法案について自己の主張を開陳するのに難儀しているメディアは、老いぼれたちが遠吠えどころか、門前まで来て吠え立てているのだから分かりやすいし、おもしろい。一斉に飛びついて「古老たちも黙っていられない」とまともに報道した。

 

重鎮、長老と最大限の持ち上げようで、しゃべくり漫才のような話に「忠言」と最上級のほめ言葉をおくった。「日本が戦争に負けて以来、最大の危機に直面しているのでやってきた」とその「忠言」発表となった背景を語ったが、かつてのリーダーを偲ばせるパンチのある話は出なかった。何だか、引かれ者の小唄のようなふん囲気さえ漂っていた。

 

政界では若い世代が勉強しない。特に安全保障には関心が低いと山崎氏は不満そうだったが、ご自分たちが若い世代の教育を放棄してきたからではないか。

亀井静香さん(78)以外はいずれも議員バッジを外しており、武村正義・元新党さきがけ代表のように琵琶湖のほとりでのんびりしていた方がいいのに、どうして東京のくんだりまで出てきたんだろう。

 

「忠言」どころか、たびたび吠えまくっている小泉純一郎・元首相のことが羨ましくて飛び出してしまったのだろう。その影響力は想像のうちだが、菅義偉官房長官も「すでに議員バッジを外された方、まったく影響はないだろう」と冷酷とも思えるほどあっさり一蹴した。

ヒマなのが無責任に言うからややこしい。そう言わんばかりだが…。

 

 

川柳「朝囀」 長老が 言うほど事態 軽くなし  (誠)  

 

 

 

 

 

 

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2015年6月11日 (木)

また威張りだした民主党議員…政権復帰は勘違いだよ

 

 このところ国会で民主党議員の過激発言が続いているようだ。

何かを勘違いしているのだろうが、端で聞いていると思わず「そんなに偉いのかね」といってやりたくなる。参院外交防衛委員会で小西洋之議員が、中谷防衛相の答弁を補佐した秘書官に「憲法違反のお先棒を担ぐ官僚はゆるさない。政権を奪い返し処分してやる」と吠えたのがその代表らしい。

 

 政権を奪い返すと言えば、辻元清美議員もテレビ番組で集団的自衛権行使の解釈変更について、「民主党が政権を奪い返して元に戻してしまう」「いいえ、それをやらなくても済むように廃案にする」などと吠えた。

 えっ、民主党の政権復帰なんていうことが現実ばなしになっているのかい?

冗談じゃない、この前の混乱政権の総括もできてないのにそんな話あるわけない。

 

 思い上がりもいい加減にしてもらいたい。

何か事があれば、それを政局にしてやると言い出す党幹部の姿勢が悪い。

 政治家が官僚に向かって「政権に就いたらクビにしてやるぞ!」とは口が過ぎる。

枝野幹事長もさすがに「言葉が過ぎる」と小西議員を注意したそうだが、「秘書官の助けがないと答弁できない防衛相が問題だ」と勢い余って過激発言に及んだ。

 

 枝野幹事長も口が悪い。安全保障関連法が憲法違反ではないと主張する自民党の谷垣幹事長らに「もう一度、憲法を勉強し直してこい」と罵倒している。いくら政敵とはいえ、勉強し直してこい…はないだろう。民主党の議員はどうしてこう威張るのだろう。委員会で首相や大臣をやっこめて得意然としていた後藤祐一議員が深夜に酔っぱらって警察沙汰になったばかりだが、そんなことお忘れのようだ。

 

 

 川柳「朝囀」喉元を すぎれぬうちに 忘れちゃう  ()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2015年6月 9日 (火)

2020年東京五輪返上したら…メインスタジアム間に合わないよ

 

 こんなことで2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催は大丈夫なんだろうか。何がって、メインスタジアムになる新国立競技場をめぐって建設費のねん出で国と東京都が責任のあびせっこを演じ、建設費の高騰や工期の遅れなどで開会に間に合わない事態もあるというではないか。

 ああ、あなたはそんなこと関心もありませんか。

 

諸外国のオリンピック開催では日本の新聞、テレビは決まって競技場や宿泊施設など施設建設の遅れを問題にして、「開催に間に合うか競技場建設」「付け焼刃の選手村」などと騒ぎ立ててきた。まじかに迫った南米、ブラジルオリンピックの施設建設でも「国民のオリンピック開催反対運動が施設建設に足かせ」「選手村は間に合うのか」「野宿でもするのか」と騒ぎ続けた。

 

多分、それを書いた新聞やテレビ局は、今やハラハラ、ドキドキだろう。

下村文部科学大臣が新競技場の建設計画の確定遅れや施工業者の指名遅れ、建設費の負担をめぐる国と東京都の間のゴタゴタについて、閣議後の記者会見で「全体的な責任者がはっきり分からないまま来てしまったことも原因だ」と述べたそうだが、オリンピック担当相としての下村文科相ご自身の責任が大きいのではないのか。

 

オリンピック担当相が決まるまでは当然じゃないか。

東京都に対する建設費負担の要請は猪瀬直樹都知事の時代に公式にお願いしていると言うが、猪瀬退陣後に舛添都知事に交代した時になぜキチッとした積算根拠をもって要請しなかったのだ。それこそ下村文科相の責任じゃないのか。立ち話のような話で「ひとつ頼むよ」では舛添さんも「ヨッシャ」とはいくまい。

 

誘致主体も開催主体も東京都だから、東京都の責任は大きい。だが、その施設はオリンピックだけじゃない。終わればさまざまな国際競技に使われる。だから国が東京都に代わって建設主体になる。その一部だけ負担する。舛添知事にも聞けない話ではない。でも、大臣は負担をお願いする立場に変わりない。「協力してください」が礼儀だ。大臣だからと高飛車に「500億出せ」じゃ強盗だ。

 

 

川柳「朝囀」 「責任」は 逃げたい人の 口ぐせさ  ()

 

 

 

 

 

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2015年6月 3日 (水)

レッドカード1枚じゃ足りぬ、FIFA汚職―再掲

 

 ブラッターFIFA会長が辞任表明した。5月29日の本欄を再掲する。

 

サッカーのワールドカップW杯の誘致をめぐってFIFA国際サッカー連盟の副会長らが米国司法当局によって逮捕された事件は、「まさか」という驚きの一方で「やっぱり」という反応で受け止められている。

膿みを出し切れるかどうかが問題だが、まさかわが日本協会まで闇に絡んでいることはあるまいな…

 

W杯サッカーの開催地選考や放映権をめぐる巨大利権が絡むところには常に不正と汚職の疑いがもたれてきた。現実にその決定権をにぎる幹部には闇の手がのびる。莫大な収賄の罪に手を染めた者も過去にはいる。

 「利権あるところ闇あり」といわれてきた通りだが、それは開催地決定の権力がFIFAに占有され、外からの監視が全く働かないからだ。

 

 サッカーだけではない。オリンピックだってその開催地の決定権はIOC国際オリンピック委員会に占有されている。巨大な賄賂が動き回っているという噂はたえず、開催地決定をめぐる不正疑惑は枚挙にいとまがないくらいだ。

人種や国の違いに関係なく、貧しい者も豊かな者も別なく熱狂させるチャンピオンスポーツ。その熱狂ぶりが巨大な利権を膨らませ、人を麻痺させる。

 

そこに根を張るのがスポーツマフィアだ。各競技の組織、特に国際組織に巣食うスポーツ貴族に接近して利権を鷲づかみにしようとする。国際組織の幹部は常に狙われている。国際組織の幹部を長い間続けるうちに自らマフィア的存在になってしまう者もいる。開催地の選考など権限が組織内に封じられている場合には、幹部がお互いに利益に群がる恐れだって十分にある。

 

FIFAは時あたかも会長の改選期にある。

日本協会はいち早く「ブラッター会長の続投支持で決まってる」と発表したが、それでいいのか。事件の重大性を考えれば会長の引責辞任がむしろ当然だ。

世界のトップを行くビッグネーム、スポンサー企業は大丈夫だろうか。

それにもましてこんなスキャンダルでスポーツ熱がまた冷めてしまうのは残念だ。

 

 

川柳「朝囀」 慌てるな 今はじまった ことでなし  ()

 

 

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2015年6月 2日 (火)

大阪都構想の火は私が引き継ぐ! 静岡でノロシあがる

 

 橋の下、川も勢い増すばかり…などと茶化す積もりはないが、橋下徹大阪市長が失敗した「都構想」を静岡でやるぞと川勝平太静岡県知事が意気込んでいる。

「静岡型県都構想」といって橋下氏の「大阪都構想」と全く同じ二重行政の整理だが、「行政トップは私1人、お前は静岡市担当の副知事でどうだ」と引導渡された田辺信宏静岡市長は「論ずるのもばかばかしい」と怒り心頭だ。

 

川勝知事は大まじめらしい。整理統合した後の県都の呼称を静岡都にするのか、駿河都など新たな名称にするのかどうか知らないが、行政トップは知事1人に集約する。区長の権限を強めた「総合区」制を導入し、今の静岡県と静岡市による二重行政を整理するのが狙いらしい。

「政令都市―静岡市」は消滅してしまうことになるのか。

 

静岡市は今、人口が減り続け71万人ちょっと…平成の大合併の流れに沿って、当時の片山虎之助総務大臣の「70万政令市OK!」の大盤振る舞いに乗せられて夢の中で大合併、約束通りの政令市になった。しかし、財政力も強化されたはずなのに合併の条件だった新庁舎建設は流産し、合併の成果は何一つ現われず、観光振興にわずかな光明が差しかかっている程度で政令市とは名ばかりだ。

 

県都にある市有地の活用などをめぐって川勝県政と田辺市政が真っ向対立だ。はっきりものをいう知事は市長の心中を忖度することなく扱き下ろす。教育行政をめぐって意見対立した県教育長をいびり続け、教育委員会の新制度移行を機にとうとう任期途中の辞任に追い込んだ。今度の県都構想についても「人口70万人が断行の目安」と唱えて、70万人維持にやっきの田辺市長を揺さぶっている。

 

田辺市長の甘さもあるが、情けないのは足もとの政界から田辺支援の声があがってこないことだ。市議会はまだしも県議会は沈黙したままだ。自民党でさえ御身大事なのだろう、知事に向かって啖呵一つ発せない。市民が選んだ市長を何とする! 静岡市民の自治を侮辱するのか! そんな声は風の便りにも聞こえてこない。

家康公400年祭の地は、このまま風前の灯を迎えるのか。

 

 

川柳「朝囀」 韋駄天は ここにもいると 駿府の火  ()

 

 

 

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