老いぼれ4人衆、「忠言」の効き目やいかに
自分から「じじいだが、この段に至って黙っているわけにはいかん」と切り出したが、場内には「老いぼれじじいだよ」の声がもれたとか…。
山崎拓・元自民党副総裁(78)ら戦前生まれの元衆院議員ら4人が、日本記者クラブで安全保障関連法案について反対表明の会見を開いた。
平和憲法、9条、専守防衛、自衛権、自然権、生存権、解釈改憲、個別的自衛権、集団的自衛権、その行使容認…と難題でがんじがらめになった法案について自己の主張を開陳するのに難儀しているメディアは、老いぼれたちが遠吠えどころか、門前まで来て吠え立てているのだから分かりやすいし、おもしろい。一斉に飛びついて「古老たちも黙っていられない」とまともに報道した。
重鎮、長老と最大限の持ち上げようで、しゃべくり漫才のような話に「忠言」と最上級のほめ言葉をおくった。「日本が戦争に負けて以来、最大の危機に直面しているのでやってきた」とその「忠言」発表となった背景を語ったが、かつてのリーダーを偲ばせるパンチのある話は出なかった。何だか、引かれ者の小唄のようなふん囲気さえ漂っていた。
政界では若い世代が勉強しない。特に安全保障には関心が低いと山崎氏は不満そうだったが、ご自分たちが若い世代の教育を放棄してきたからではないか。
亀井静香さん(78)以外はいずれも議員バッジを外しており、武村正義・元新党さきがけ代表のように琵琶湖のほとりでのんびりしていた方がいいのに、どうして東京のくんだりまで出てきたんだろう。
「忠言」どころか、たびたび吠えまくっている小泉純一郎・元首相のことが羨ましくて飛び出してしまったのだろう。その影響力は想像のうちだが、菅義偉官房長官も「すでに議員バッジを外された方、まったく影響はないだろう」と冷酷とも思えるほどあっさり一蹴した。
ヒマなのが無責任に言うからややこしい。そう言わんばかりだが…。
川柳「朝囀」 長老が 言うほど事態 軽くなし (誠)
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