小型ゴーンまた増える…それでも不景気なの?
人のふところに入る金が多いの少ないのと騒ぐのは少々さもしい思いもしないではないが、それにしてもわが身に照らしてあまりにも多いなあ…。
日産のカルロス・ゴーン社長の報酬が10億円を超し、トヨタ自動車の豊田章男社長が3億5200万円、取締役8人が1億円を超えたという。
郵便受けに投げ込まれた市民税の確定通知、健康保険料や介護保険料の確定通知を手に取って、「えっ、こんな金、払ったら食ていけないよな…」とひとり言が突いて出る。年金の確定書を引っぱり出して年間の受給額を見ては暗~い気持ちになる。梅雨の切れ目の青空さえうらめしい。
そんな年金生活が何となくみじめになってしまう。
運がわるい…、恵まれぬ星の下に生まれたなあ…とあきらめるしかないが、円安・株高が背景で支えているとはいえ、持てる者はますます太り、持たざる者はますますやせ細る。「坂道時代」とはよくぞ言いけりだ。
サラリーマンの生涯賃金が2億円弱という。1年でその2倍近い報酬を手にする社長、2年で稼ぐ取締役…ちょっと取り過ぎじゃないだろうか。
さすがに初の女性役員として常務役員に就任したものの、麻薬取締法違反の容疑で逮捕されたジュリー・ハンプ容疑者はその8人の中には入っていないそうだ。
入っていなくてよかった。入っていたら人を見る目がないだの、女に甘いのじゃないか…とさんざんなことを言われてただろう。世界のトヨタも崖っぷちで踏ん張ったというところだろうか。
まあ、言うまでもないことだが、そこまで高額報酬を手にできる人は並みなことをやってきたわけじゃないだろう。寝食を忘れ、時には大切な家族も忘れて社業に打ち込んできたのだろうから、端からああこういうべきじゃないだろう。それは自分が一番よく分かっているはすだものな。
ささやかな年金でも、もらわないよりいいか。いつも貧乏人の結論はそこだ。
川柳「朝囀」不景気かい 小型ゴーンが 増えてるぜ! (誠)
http:∥gonbee-72.cocolog-suruga.com
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