« 再燃、五輪エンブレム疑惑…それでも森さん、問題ないですか | トップページ | 菅元首相らこそ強制起訴すべき…「人災」の責任なぜ問えない »

2015年7月31日 (金)

3たび審判の門開く…東電元会長らに「起訴すべし」の議決

 

 東京電力福島第1原発事故の刑事責任をめぐり、検察審査会が31日、業務上過失致死傷罪で告発されている勝俣恒久元会長(75)、武藤栄元副社長(65)、武黒一郎元副社長(69)ら旧経営陣3人について「起訴すべき」と議決した。

今後、検察官役の指定弁護士によって強制起訴され、責任が裁かれる。

 

3人は福島県民らでつくる福島原発告訴団が告発したが、東京地検は「事故は予見困難で、刑事責任を問えない」として不起訴にした。告訴団は審査申し立てを行い、検察審査会は「注意義務を怠った」として起訴相当を議決したが、東京地検は3人を再び不起訴とした。このため検察審査会が2回目の審査をしていた。検察審査会の議決が重ねて行われるのは異例な事態だ。

 

被災住民側は、原子炉の溶融・メルトダウンという最悪の事態を招くなど事故対策を怠ったほか初動対応のつまずきから適切な避難誘導が取れず住民被曝や放射能拡散を招いた責任を告発した。それなのに検察は事故の予見性に視点をしぼり、「大地震、大津波が専門家の間で予測されていなかったし、予見性は問えない」として告発から反れた視点で不起訴判定している。

 

告発が事故の発生にかかる過失のほかに事故後に適切な処理を取らなかった責任を問うているのに検察当局の検証はそこを全く素通りしている。電源をすべて失い、原子炉が冷却できなくなるような専門家も予測していなかった大規模な地震、津波だったのだから仕方がない。そんな判断ではどこにも責任を求めることはできない。予測ではなく予想されるすべての事態に備えるのが企業の責任だ。

 

告訴団の武藤類子団長は、「まだ11万人が自宅に帰れないでいる。やっとここまで来たかという思いです」と議決にホッとしていた。こんなに何度も審査を申し立て、真実に一歩でも近づきたいという被災住民の願いを聞き止めてやってほしいと思う。判断をねじ曲げよというのではないが、被災住民にもっと寄り添った判断がなぜ出ないのだろうと思う。

 

 川柳「朝囀」審査会 3たび審判の 戸をたたく  (誠)

 

 

 

 

 

 

 

 

 http:gonbee-72.cocolog-suruga.com

« 再燃、五輪エンブレム疑惑…それでも森さん、問題ないですか | トップページ | 菅元首相らこそ強制起訴すべき…「人災」の責任なぜ問えない »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 3たび審判の門開く…東電元会長らに「起訴すべし」の議決:

« 再燃、五輪エンブレム疑惑…それでも森さん、問題ないですか | トップページ | 菅元首相らこそ強制起訴すべき…「人災」の責任なぜ問えない »

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

最近のトラックバック

無料ブログはココログ