けんか腰の国会論戦、なぜそう威張るのか民主党議員
しばらくぶりに衆院予算委員会の国会中継を聞いたというか、見た。
驚いた。国会議員って、こんな物言いしかしないのか…質問じゃないじゃないか。
喧嘩だ。口をとがらせ、声を張り上げ…答弁する首相や大臣を圧しようとやっている。舌禍、あるいは誤答を引き出そうとしているだけだ。
多分、それだけ真剣に議論しているんだというだろうが、相手を攻めあげるだけでは議論にならないだろう。質問ともいえない。
特に若い論客たる議員を質問者に立てている民主党だが、熟議を求めている姿勢とは相容れない攻撃、いや口撃論法だ。率直に言って、どうしてそんなに威張るのか…そんなに偉いのか、と言ってやりたくなる。
少なくとも一国のリーダー、総理大臣だ。そのリーダーに向かって、「あなたは…」「真摯に反省しているとは思えない…」「何も考えていないのでは…」と罵詈雑言に近い言葉を並べる。よく、首相は虐ギレもせず、質問に答え続けるなあ―と感心してしまう。新国立競技場建設計画の白紙撤回や安全保障法案をめぐる問題発言続出で攻撃を受けやすい情勢にはあるが、それにしても異常な空気だ。
政治論争は、攻撃一点張りの野党が圧倒的に有利で、論調も分かりやすい。政府側は言い訳にならないよう丁寧な答弁が求められるから、それでなくても釈明や説明調になりやすく勢いで負ける。そこをいいことにまくしたてる質問は、間違いではないが、紳士的ではない。少なくとも聞いている側に「なんでそんなに威張るんだ」と思わせるのは得じゃない。
インテリやくざ…などという呼び名があるが、そんな輩と国会議員がいっしょにされるようなことがないようにしてもらいたい。「なぜだ」「どうしてだ」という言葉を重ねてたたみかける質問の仕方は、そのインテリ…のイメージが募って、聞いている者にとっては不快ですらある。
やさしい、やわらかな質問から迫真の答えを引き出すのが真の討論だ。
川柳「朝囀」 国会は 闘犬のごと 興ざめに (誠)
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