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2015年9月26日 (土)

文科相は改造まで続投だって…責任取ってないよ

 新国立競技場の建設計画が白紙撤回になった問題で責任を指摘された下村博文文科相は来月初めの内閣改造で外れるまでは続投するというし、整備主体のJSC(日本スポーツ振興センター)の河野一郎理事長は任期切れで交代した後だ。

これでは責任を取ったことにはならないじゃないか。世間の常識ではこんなケジメのない話は通らない。

 

白紙撤回に至った経緯を検証する第三者委員会は、明らかに「大物」たちに遠慮しながら調査、検証をしてきたことがうかがえる。元首相で2020年五輪組織委員会会長、前の日本ラグビー協会長、さらに組織委員会事務局長で元大蔵省事務次官らがメンバーにおさまった有識者会議が事実上の決定機関になった。何を決めるにもその「大物」の顔色、発言をうかがったのは言うまでもない。

 

ラグビーの世界大会を誘致し五輪の前年開催に向けて競技場を併せて使用する計画が絡んだ。超党派議員連が「8万人収容」を要請したという話もある。明らかに元首相が牽引する大会だということがそういう政治圧力を生んだのだ。それを文科相はどう受け止めていたのか。大先輩の元首相のご機嫌を損ねるようなことにならないように気遣いをしていたのではなかったか。

 

総工費として1300億円が提示された時、関係者が安易に「変動はあり得る」と囁いていたのは、この国に根を張る公共事業への「お手盛り」「たかり」体質かも知れない。公金意識の乱れを指摘するまでもない。ラグビー世界大会に間に合わない、競技は別会場で―と決定した時、元首相が「2500億円ばかの金がこの国にはないのかね」と怒りをあらわにしたテレビ画面を思い出す。

 

その元首相に第三者委員会はなぜ聞き取りをしなかったのか。組織委員会の最高責任者まで煩わす必要はないと考えたのか。怖かったのか。

文科相やJSC理事長の落ち度や責任についてはすでに出尽くしていたではないか。大失態の幕引きの舞台づくりのための検証ではなかったか。自己弁護の文科相の顔をなお見続けなければならないかと思うとうんざりだ。

 

川柳「朝囀」三者委は 名前ばかりで 身内なの  ()

 

 

 

 

 

 

 

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