老人をいじめるな…好きで年取ったんじゃない!
年の暮れに向かって年寄りには辛い日々になる。
来年度の予算編成やその財源確保のための税制改革などがはじまるからだ。
もっとも年寄りにとって辛い話は2年も3年も前からポツリポツリ新聞やテレビで小出しにされ、何とかあきらめさせようという戦略がとられている。
それでもいざ現実になるかと思えば気が気ではない。
国民医療費がついに40兆円を超えたという。
2012年ごろから厚生労働省が小出しにしてきた予測が事実になっただけだ。
2025年には団塊の世代がいっぺんに後期高齢者の仲間入りをするから何とかしなければならない、と10年も前から大騒ぎしている。
厚労省がやろうとしていることはとっくから決まっている。
国民医療費を抑えるには国民の医療負担を増やすとともに病院ベッド数を減らすという荒療治しかないのかもしれない。
ベッド数の削減は全国で3割ほど削減する話が漏れ伝わっている。その通りやるつもりだろう。高齢者が増える一方なのになぜ減らす。むしろベッド数を増やさねばならない。やることが逆さまだ。
あぶれて入院できなくなった人の受け皿をどうするか心配だが、厚労省やそのお太鼓持ちをしている学者たちは介護施設や在宅医療で何とかなるだろうと言っている。介護施設の収容力、介護医療にあたるマンパワー、在宅医療に応えられる医師の数などを先に確かめてからそういって欲しい。在宅医療に協力的な医師や医師会もあるが、現実は医師だって手いっぱいだ。とても対応できない。
後期高齢者の医療費の窓口負担を1割から2割へと引き上げるというが、貯えが十分ある人はいいが、わずかばかりの年金に頼って生きる者にとっては地獄だ。介護保険の自己負担、医療保険料、住民税は軒並み増えるばかりで、逆に年金は減るばかりだ。確かに過剰診療や薬漬けは問題だが、年を取れば誰だってからだのことは心配になるし医者が頼りだ。誰も好き好んで年を取るのじゃない。
川柳「朝囀」ソロバンの 上手な役人 ばかり増え (誠)
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