日中韓3国、新聞はケンカさせておきたいらしい
きょうの朝刊各紙をみる限り、わが国の新聞は日中韓3国をいつまでもケンカ状態にしておきたいらしい。関係修復が整ったのではおもしろくないのだろう。
3国首脳会談で合意した内容は共同宣言要旨を示しただけで分析も評価もない。スポーツの観戦記ではあるまいに、共同記者会見における3首脳の一挙一動をああこう書き連ねて、さも問題あるかのように扱っていた。
3首脳は笑顔を見せつつもぎこちなく手を重ねたとか、手さぐりをするかのような握手は歴史問題などをめぐる隔たりを象徴していたなどとかっこいい書き出しだ。協力は歴史などの敏感な問題を善処する上で成り立つ…李克強中国首相は冒頭、日本をけん制、瞬間、朴槿恵韓国大統領は顔をあげ、安倍首相は李首相をじっと見つめた―今にも何かがはじまりそうな書き方だ。
安倍首相が共同記者発表でほほ笑みを浮かべながら、朴大統領と温かく迎えてくれた韓国のみなさまに感謝したいと語ったのは友好ムードを演出したのだという。そうだろうか。人としての礼儀だろう。朴大統領が「歴史」に言及し、会場は緊張した空気に包まれたと書いているが、緊張したのは会場じゃなく、3国間の隔たりを何としても書きたかった記者自身の心中ではなかったのか。
中国の李首相を厚遇する韓国にわが国が反発し、舞台裏の駆け引きが続いたと書き連ね、李首相は会見で「歴史の直視」を強調し終始無表情で愛想笑いもなかったとか、本格的な関係修復に向かうか、今後の展開は予断を許さないなどと険しい表現ばかり目立った。もう少し希望が持てることは書けないのか。日本の新聞じゃないか。批判もいいが、前向きなメッセージを送ることを忘れないでほしい。
川柳「朝囀」仲直り させたくないと 変な声 (誠)
http:∥gonbee-72.cocolog-suruga.com
« 電気止められロウソク暮らし…家族3人焼死の悲惨 | トップページ | 8億円借り入れ不起訴不当の議決、幕引きにさせるな! »
「ニュース」カテゴリの記事
- いつからそんなに寛容になった、枝野立民党代表。(2017.10.30)
- 立憲民主党、青山雅幸議員は即刻、辞職すべきだ(2017.10.27)
- セクハラはだめだが不倫はいい? どうなってるの立民のけじめ(2017.10.27)
- 小池さん、衆院選に「出ます」と堂々とおっしゃったら―(2017.09.30)
- この解散「不まじめ解散」と命名しよう(2017.09.17)
« 電気止められロウソク暮らし…家族3人焼死の悲惨 | トップページ | 8億円借り入れ不起訴不当の議決、幕引きにさせるな! »
コメント