捕鯨を「日本遺産」に申請…和歌山県が「文化」強調ヘ
日本に向けられた2015年のサイバー攻撃は約545件と前年の2倍に上った。その中で政府機関や企業のホームページが閲覧しにくくなっているサイバー攻撃は、わが国の捕鯨活動に反対する国際的ハッカー集団「アノニマス」が(和歌山県)太地町のイルカ漁でたくさんのイルカが殺されていることを日本人に知らしめるためにやっていると犯行を明らかにしたという。
和歌山県はこのほど地元に伝わる捕鯨文化を特色ある文化財を対象にした文化庁の「日本遺産」に申請した。仁坂吉伸知事は太地町のイルカの追い込み漁も対象にしたかったようだが盛り込まなかったそうだ。アノニマスによるハッカー攻撃の話を聞いていたからか、あるいは前々からけしかけられている捕鯨やイルカ漁反対の動きを刺激したくなかったのかもしれない。
わが国のクジラやイルカ漁に反対する国際社会は、昨年は世界動物園水族館協会(WAZA 本部・スイス)の会員としてとどまるか、太地湾のクジラ・イルカ漁廃止かの選択を突きつけてきた。追い込まれたわが国の動物園や水族館は最終的に太地湾で捕獲したイルカの飼育やショウ展示は断念し、会員にとどまる決断をした。水族館からイルカが消える日は必ずくる。
それにしてもクジラといい、イルカといい、日本の食習慣がなぜことごとく世界でふくろ叩きに合わなければならないのか。何度も繰り返し訴えているように日本の食文化だ。生命をつなぐための拠りどころだ。動物愛護の精神は尊重しなければならないが、元々、動物を乱獲して毛皮を剥ぎ、肉を食いあさったのほかならぬ狩猟民族の欧米人ではないか。
湾内に追い込んで捕獲する追い込み漁が残酷だというが、動物にワナを仕掛けて捕らえたり生後間もない子牛や子羊を串刺しにして火にあぶるのは残酷ではないのか。分からず屋には文化、文化、文化…文化論で攻め込むしか他に手はない。生活様式と結びついた「文化」を象徴する「日本遺産」指定は絶好の攻め手だ。切り札になるよう期待しよう。
川柳「朝囀」 分からず屋 文化遺産で ダメ押しだ (誠)
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