中川正春さん、さっさとバッジを外しなさい
民主党の当選7回のベテラン議員、中川正春衆院議員(66)が民主、維新の合同代議士会で、金銭授受疑惑で辞任し睡眠障害で自宅療養している甘利明前経済再生担当相を引き合いに「いよいよ攻勢を掛けたい。安倍晋三首相の睡眠障害を勝ち取ろう」とあいさつし、問題になっている。
睡眠障害と言えば眠ることさえできないほど苦しんだ末に陥る疾病だ。人間、眠ることもできなければ破壊してしまう。重病だ。いかに金銭授受疑惑の渦中にあるとはいえ、本人は苦しんでいるに違いない。1人の人間、それも同じ政治家としてやまいの苦しみを慮り、同情してこそまともだろう。それでこそ世を憂い、国を導いていく国会議員だろう。
それを、いかに憎たらしいライバル政党、与党であるとはいえ、そのリーダーを睡眠障害に追い込んでしまえ…とは常人とは言えない。国会の質疑を聞いていても民主党の質問陣は闘志というより憎しみ丸出しでたたみ掛けている。若い政治家の失態や女性閣僚の舌禍を平身低頭し謝罪する首相を威圧するように追い込む姿は聞いている者には不愉快である。
謝罪している者を追い込もうとする姿勢はフェアではない。中川氏と言えば民主党の政権下で文部科学大臣をつとめたほどの人だ。睡眠障害…発言について「不適切発言」との失言を受けたのは当然だが、「誤解を招いたとすれば、取り消したい」と答えているが、国民は誰ひとり誤解なんかしていない。「中川さんという人はひどい人だ。人としての慈しみの欠片もない」と理解している。
経験を積んだ政治家としての自信か傲慢らないが、「俺は偉いんだ」「俺は大物なんだ」と何かを勘違いしたのは中川さん、あなただ。政治家を誤解したのはあなたなのだ。ああこう言い訳なんかしてないで、さっさとバッジを外した方がいいじゃないですか。こともあろう、時の与党リーダーを病気に追い込んでしまえ…などと叫んだ政治家は過去にはいない。
川柳「朝囀」 中川さん 自分の病 分かってる? (誠)
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