退路を断つ―代表選に出ない、それだけですか岡田さん。
ご本人はさも重大な決意を表明したつもりだろうが、世間はさして重い話ではないと受け止めているようだ。何がって、民進党の岡田克也代表が地元の街頭遊説で今回の参院選挙で「三重選挙区(改選1議席)で党公認候補が当選できなかったら、次の代表選挙には出ない」と語った話だ。
前身の民主党時代に何回も党の代表や代表代行、幹事長などを歴任し、言葉は悪いが次の代表選挙に出ないと言ったところで、党内や支持者の間で驚きをもって受け止められるとは思えない。時々、政治家の中には役職や議員の去り際にさも大物らしく大言壮語を並べてあいさつする人がいるが、本人が思っているほど世間は驚きもしないし、惜しがりもしないのが常だ。
岡田代表は記者団の質問に対して「(地元で党公認候補を当選させられなければ)代表を続ける資格はない」とか「責任を取る」「退路を断って選挙を戦う」などとおっしゃったが、やっぱり大言壮語に近いだろう。党代表を断念するじゃなく、「国会議員を辞める」―と言えば、重大決心だし、退路を断つことにもなるだろうが、党代表を辞める程度の話では世間は驚かないだろう。
安倍首相が「与党で改選議席の過半数獲得」を出処進退の岐路と言っていたが、その場合の与党総裁・首相の意味とはまるで違う。出処進退は私が決めることだ―と執拗な記者団の追及に答えていたが、その鼻っ柱の強さから「国会議員の去就」まで出くると期待した向きもあったようだが、「出処進退」という啖呵が党代表選に出ないというのではベタ記事も仕方がない。
川柳「朝囀」大口を たたいて虚勢 はって見せ (誠)
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