「首相マリオ」はスポーツの政治利用? そんなバカな!
感動、熱狂のうちに幕を閉じたリオ五輪だが、その閉会式に安倍首相がスーパーマリオ姿で登場したのを早速、新聞が「スポーツの政治利用だ」と難くせをつけている。連日のように熱狂的な記事で埋め尽くした新聞を作ってきたのに終われば、ああこうあら探しをする。料簡がせまいね。もうちょっとものごとを広い視野で見届けることができないのかねえ。
問題の「首相マリオ」は、大きな土管をリオから東京へ通り抜けたマリオが赤いボールを手に土管から姿を現わす仕掛けだ。そのマリオ役が「TOKYO」のマーク入りの赤い帽子をかぶった安倍首相だった。4年後は東京でお迎えする―という意味を込めた演出で、パフォーマンスの最後に「東京で会いましょう」というメッセージが流れた。会場に喜びの声が響いた。
それをあまのじゃくの東京の通信社や知識人と称する人たちが「スポーツの政治利用だと問題視する声も出るのではないか」と批判の火をつけた。確かに五輪憲章は政治的な宣伝活動を禁止しているが、「首相マリオ」がその政治宣伝だと受け取る人はまずいないだろう。非難するブーイングが続いたというなら仕方がないが、会場は歓声に包まれ、なかなかの評価だったというではないか。
元々、JOC組織委員会の森喜朗会長が東京都と相談して2020年東京大会への強いメッセージを発するために企画し、安倍首相に出演を依頼して実現したという。五輪憲章に触れるような政治的意図をもって仕組まれたと見るには無理がある。そこまで疑えば歓迎行事もろくろくやれない。首相任期の延長狙いもあるのだろう―なんていうのは偏狭な記者のこじつけだ。
川柳「朝囀」あまのじゃく 熱狂冷めて あら探し (誠)
http:∥gonbee-72.cocolog-suruga.com
« 不戦の英知磨き深めよう…記憶の伝承も大切だが | トップページ | 伊調の栄誉賞が政治利用だって? いい加減にしろ天邪鬼め! »
「ニュース」カテゴリの記事
- いつからそんなに寛容になった、枝野立民党代表。(2017.10.30)
- 立憲民主党、青山雅幸議員は即刻、辞職すべきだ(2017.10.27)
- セクハラはだめだが不倫はいい? どうなってるの立民のけじめ(2017.10.27)
- 小池さん、衆院選に「出ます」と堂々とおっしゃったら―(2017.09.30)
- この解散「不まじめ解散」と命名しよう(2017.09.17)
« 不戦の英知磨き深めよう…記憶の伝承も大切だが | トップページ | 伊調の栄誉賞が政治利用だって? いい加減にしろ天邪鬼め! »
コメント