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2016年9月

2016年9月30日 (金)

一喜一憂するな! という教委が一喜一憂する学テ

 

 文科省の役人が順位や正答率の上下に一喜一憂するな! と言いながら、新聞、テレビの報道は役人の一喜一憂する談話でちりばめられている。今朝の全国学力テストの結果報道には思わず笑ってしまった。多分、しばらくの間は学校も教育委員会も学習塾もPTAも一喜一憂どころか大騒ぎを続けるに違いない。

 

2013年度の小6国語Aが全国最下位となり、川勝県知事が当時の県教育長を厳しく追及し結果的に辞任に追い込んだ上、成績上位校の校長名を公表するという前代未聞の事態を演じた静岡県は、今回はすべてで全国平均を上回った。当時小6だった中3は今回国語Aで全国7位に躍進した。さっそく川勝知事は「授業力が表面に出た順位。ひとえに先生の頑張りだ」と称えたそうだ。

 

新聞各紙も「2013年度以降、教育界が危機感を持って取り組んだ成果だ」と一喜一憂をあおり、県教育委員からは「リオ五輪の感動に通じる」という上ずった声も出たという。川勝知事も「金メダルをめざす意気込みが大切。先生がここであぐらをかいては困る」とさらに上位をめざすようハッパをかけている。結局は寄ってたかって点数や順位争いに血眼になっている。

 

いい点数、より高い順位をめざして学校現場は追いまくられている。学力テストの実施日に向かって過去の問題を繰り返し解かせる特訓をやっている。春休みの宿題にしている学校もある。学習塾も協力する。学力テスト自体が目的になってしまっている。同じ問題で比べるならまだしも、問題は毎年異なる。年によって難易度にも差がある。それを比べて何になる。本当の力が測れるのか。

 

川柳「朝囀」 子どもより 先生測らる 学テかな  (誠)

 

 

2016年9月16日 (金)

新聞、テレビ、二重国籍批判消え、蓮舫応援合戦に

 民進党代表選は蓮舫氏(48)の完勝で決着したが、戦い済んで日が暮れてというのか、蓮舫氏の二重国籍問題は新聞、テレビ報道のほんの付け足し程度に済まされている。それでいいのか。新聞、テレビはこの問題の重大性を考えたことがあるのか。議論したことがあるのだろうか。

 

私の記憶の不正確さによって混乱を招いたことをお詫びします―二重国籍を頑強に否定し続けたが、台湾国籍が残っていたことが判明し、蓮舫氏はウソをついていたことがバレた。謝罪したのは当然だとしても、それで済む話だろうか。その程度の倫理意識で国会議員をしていることに「問題なし」と書き続けたこの国の新聞、テレビに危うさを感じる。

 

 くり返すが、違法性はなくても好ましくない。法は良識、正義、公序良俗をもって解決できない時のモノサシだ。法にかかる前に人間として問われるのが正義、良識だろう。法を作る政治家が法に判断を仰ぐことも問題外だ。特に国会議員は国益を考える。利害の衝突があった時に敵国の立場に立つことがあってはならない。その恐れがある状態で代表選に名乗り出たことが「問題なし」か。

 

 つまり、蓮舫氏の二重国籍は違法性はなくても政治家としては不適切なのだ。日本と台湾の二重国籍の疑いを指摘された背景は、まず、その不適切性だ。少なくとも蓮舫氏は一時的とはいえウソをついて立候補し党代表選を戦ったのだ。蓮舫氏はかつて国会議員としての自らの進路について「総理という選択肢も否定しない」と公言してきた。不安なしとしない。

 

 ポピュリズム政治の時代には人気がすべてなのかもしれないが、民進党に今求められるのは党勢が低迷している原因をしっかり把握し直すことじゃないのか。それを蔑にして人気や野党間での共闘に走る、いや頼り込むことは何の救いにもならない。新聞、テレビの場当たり評論に乗せられているとえらいことになるだろう。二重国籍問題の核心は違法性ではなく、政治家としての適格性なのだ。

 

 川柳「朝囀」きょうも今日 場当たり評論 あふれてる (誠)

2016年9月14日 (水)

蓮舫さん、問題は違法性じゃなく適格性です

 私の記憶の不正確さによって混乱を招いたことをお詫びします―二重国籍を頑強に否定し続けたが、台湾国籍が残っていたことが判明し、結果的にウソをついていた民進党の蓮舫代表代行(48)はそう言って謝罪した。この程度の規範意識で国会議員をしていることに問題なしと書く新聞に危うさを感じる。

 

 違法性はなくても好ましくない。結論を先にすればそういうことだ。法は良識、正義、公序良俗をもって解決できない時に登場するものだ。法にかかる前に人間として問われるのが正義、良識だろう。法に判断を仰がねばならないことは人間として不適切と言える。国会議員はまず国益を考えて仕事をする。利害の衝突があった時に敵国の立場に立つことがあってはならない。

 

 よしんば蓮舫氏が国会議員として判断を誤ることは絶対にないと誰が言える。蓮舫氏から「私を信じてほしい」と言われても信ずべき保証はどこにもない。だから、二重国籍は違法性はなくても政治家としては不適切だというのだ。日本と台湾の二重国籍の疑いを指摘された背景は、まず、その不適切性だったことは言うまでもないが、蓮舫氏は違法性の否定で逃げ回った。

 

 蓮舫氏には過去に舌禍もある。国会議事堂を自らがモデルになったファッション誌の背景におさめることなども平気でやっている。雑誌の対談、インタビューでは国会議員としての自らの進路について「総理という選択肢も否定しない」と公言するような人だ。そういう意欲的な反面に正義、良識に鈍感さがにじむのは問題だ。

問うべきは違法性ではなく、政治家として適格性ではないか。

 

 川柳「朝囀」両親に ちなみに国籍 聞いてみる (誠)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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議員年金復活だって? 保身もいい加減にしろ

 

 政治家はつくづく強欲な動物だと思う。自治体の負担金、つまり住民の税負担が重過ぎるとしていったん廃止された地方議員の年金制度が復活に向けて動き出したというではないか。人々は少額で生活の支えにもなっていない年金に苦しんでいるというのに、それに配慮もせず自分たちのことを優先させている。

 

 地方議員の年金制度は旧民主党政権下の2011年6月に廃止された。「平成の大合併」によって自治体の合併が進み、それに合わせて議員数が大幅に減った。議員年金は、議員の掛け金と自治体の負担金と折半で運営されていたから、議員数が減ったことで議員の掛け金総額が減った分、自治体の負担金、つまり住民の税負担が大きく膨らんだことが廃止の大きな理由だ。

 

 住民の税負担が大きくなったばかりではない。元々、住民のために奉仕者として自ら名乗り出た議員が個人の資産を住民に負担を強いることで作るのは不当だという声が出たからだ。その声がまだおさまってもいないのに自分たちの理屈だけで元に戻してしまおうというもので、全国都道府県議長会が年金制度の法整備を進めるよう決議し、自民党本部はそのためのプロジェクトチームを発足させた。

 

 全国市議会議長会なども法整備を求めて議決しており、これから動きが活発化するものとみられる。その動きに自民党大阪府議団は、自治体に新たな公費負担を生じさせるべきではないと都道府県議長会の決議の白紙撤回を求めるという。大阪維新の会も白紙撤回を求める方針。議員年金が必要なら住民の負担によらない方法にするか個人年金しかないだろう。議員のたかりはまずい。

 

 川柳「朝囀」議員さん 年金欲しけりゃ 身銭きれ  (誠)  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2016年9月11日 (日)

ダメ議員、水害地をおんぶされて視察する

 これはひどい。怒らずにはいられない。台風10号の豪雨災害にあった岩手県岩泉町を視察した務台俊介という内閣府政務官が、長靴も履かず、政府職員に背負ってもらって水たまりを渡っていたというのだ。いまどき国会議員がまさか…とも思ったが、本人が「大変申し訳ない。猛省している」と語ったというから、事実なんだ。まだこんな勘違い議員がこの国にはいるんだ。

 

 視察は1日のことで、失態は10日に明らかになったそうだから、多聞、その間の10日間というもの、関係者が四方八方に手を回して騒ぎをおさめよう、できれば隠しおおせようと奮闘したが、おさめ切れなかったのだろう。務台政務官は復興政務官もつとめており、1日は政府調査団の団長として視察したそうだから、「団長」という立場に有頂天になったか、職員たちがその気にさせたのだろう。

 

 9人が死亡した高齢者グループホーム「楽ん楽ん」(らんらん)がある乙茂地区の視察では避難指示を出さなかった町やホーム側に対して「空振りは許されるが、見逃しは許されないという対応でやってほしかった」と注文をつけたという。職員の背中で足も汚さぬ、お大名視察をしながらよくぞそんな注文付けができるものだとつくづく思う。職員たちも止むにやまれず背負ったのだろう。

 

 長靴を持っていくのを忘れたっていうけど、本人はもちろん、部下の職員たちもどうかしているね。おんぶしてもらったのも泥水が大量にあった一部区間だけだったかもしれないが、テレビの映像で流されたら影響は大きいことくらい分かるじゃないか。長野2区、当選2回目と言えば人に言われなくても自分でキチッとしないといけない。市民が常に監視していることを忘れてはお話にならない。

 

 川柳「朝囀」いとおかし 助ける側が おんぶされ (誠)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2016年9月 9日 (金)

新幹線の足投げ出し運転…うわさがあったのではないか

 

 JR東海道新幹線の男性運転士(29)の足投げ出し運転は、過去にも5、6回やったことがあると本人が話しているという。とんでもないことだ。大事故に至らなかったのが救いだが、上司は知らなかったのか。監督はどうなっているんだ。安全第一の公共交通で考えられないことじゃないか。運転士を乗務停止にしているからいいじゃない。利用者を安心させることを考えるべきだ。

 

運転士は6日午後、掛川―浜松間を時速200キロで走行中のこだま635号で両足を運転台に投げ出して運転していた。インターネットの投稿サイトでその写真・記事が発信されたことから発覚した。16編成で、乗客約320人が乗っていたという。JR東海は脱線や速度超過を起こすような状況ではなかったと言っているが、突然に大地震や大障害が発生したら大丈夫とは言えないだろう。

 

基本的に運転士は前方を注視し、突発事態に対応するためブレーキに手を添えておくことなどが決まりだ。しかし、運転士はブレーキに手を添えていなかったというし、言い訳は全く許されない。楽な姿勢をとるためだったと説明しているようだが、停車駅で止まった時に手足を伸ばせばいいじゃないか。その時間もないくらい駅での停止だとは思えない。

 

運転士としてはどう見ても不適格であり、大事の前にそれなりの仕事に配属してやるべきだ。それにしてもよく分からないのは足投げ出し運転を外から撮影した写真が投稿されたというが、投稿者は走行中の新幹線をどこから撮影したのか。新幹線上にかかる陸橋の上からか、あるいはカーブ地点で金網越しにでも撮ったのか。そうだとすれば危険運転のうわさがあったのかもしれない。

 

川柳「朝囀」足よりも こころの掟 投げ出した (誠)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2016年9月 4日 (日)

調査チームの発表は信じられない…東京五輪招致をめぐる疑惑

巨額契約金の使途は不明で、キーマンとみられる人物から話も聞けなかったのに「違法性はない」「疑いは晴れた」―2020年東京五輪招致の不正疑惑を調べていた日本オリンピック委員会(JOC)の外部調査チームが子どもだましのような発表をした。疑いを持たれているJOCが設けた、いわば身内の調査チームだから、疑惑の解明なんか後回しで幕引きを急いだようだ。

 

招致委員会がシンガポールのコンサルタント会社に振り込んだ2億2200万円について「票の買収に使われた疑いを拭い去ることはできなかった」としながら、なぜ「疑いは晴れた」と発表したのか。支払われた金のその先の流れは何も分かっていないのに、なぜ「疑いが晴れた」という発表になったのか。JOC側に贈賄の意思はなかったにしても買収の意思だったかもしれない。

 

 コンサルタント料や倹約金、成功報酬…など常識を超える高額な金がいとも簡単に招致活動の裏で動いているという事実を改めて突きつけられた。フランス検察当局は買収事件として捜査を続けており、JOCに「クロ」の判定が下ったらどうするんだろう。疑惑なんぞどこ吹く風とばかり、「オリンピック招致は金次第」「買収は常識だ」と知ったかぶりの世間がこわくなる。

 

「お前は東京五輪に反対なのか」「リオ五輪の日本チーム活躍がうれしくなかったのか」という批判ブログが舞い込むのが哀しい。返信する気にもならない。疑惑の中の招致実現を喜べるか。正義とクリーンは五輪精神だ。コンサルタント会社会長が極めて秘匿性の高い情報を入手できる立場にあったことを利用したと言わんばかりの説明には疑惑が深まるばかりだ。

 

「不適切だが、違法ではない」―調査チームはそうご託宣を出して幕引きにするのではないか。6月にそう書いてブログ発信した。それよりさらに悪びれず「疑いは晴れた」との発表だ。リオ五輪の感動と熱気が残るうちに幕引きをしてしまおうという五輪村の思いがまかり通った。2020年東京五輪を招致できたんだからいいじゃないか、いい加減にしろ! 闇の中からそんな声が聞こえてくる。

 

 川柳「朝囀」感動が 冷めぬうちにと 店じまい (誠)

 

 

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