高齢者自動車の死亡事故対策を首相指示、遅すぎるよ!
高齢者運転の自動車が引き起こす死亡事故が相次いでいることを受けて15日、政府は事故防止対策に取り組む関係閣僚会議を開き、安倍首相がとり得る対策を早急に講じるよう指示した。正直言ってやることが遅い。犠牲になった尊い命は戻ってこない。急激な高齢化で高齢ドライバーが増えるのはとっくから分かっていたじゃないか。
75歳以上のドライバーに対する認知機能検査を強化した改正道交法が来年3月から施行されるが、痛ましい事故はそれまで待ってはくれない。早めて実施するなどの対応は不可能ではないだろう。命の尊さを考えればつまらぬ理屈など並べていられないだろう。特にこれまでの例に見る通り、犠牲になるのは登下校中の小学生だったり買い物中の女性だったり痛ましい限りだ。
問題の高齢世代にかかっているわが身としても最近は新聞やテレビで高齢者事故のニュースを目にするのが怖い。自らハンドルを握って街に出るのも控えるようになってきた。車社会に慣れてしまったこともあるし、ハンドルを握れば便利で、ちょっとした用足しには欠かせない。でも、信号の確認遅れやハンドル操作のちょっとしたミスなど危ない思いをすることもある。
だから、早めに免許証の返納をしようとも考えたりしている。でも、車を手放した後の外出の手段を考えると不安もある。バスに乗ろうとしても1時間に1本、いや2時間に1本なんていう現状ではどうにもならない。公共交通と言いながら、利益主義でどんどん間引きされてしまった。その辺の事情を思い切って改善しない限り高齢ドライバーが街を走り回ることになる。
市町村が周辺住民の生活路線として自主運行バスを走らせているが、それも日中は乗客数が少ないため縮小傾向だが、マイカー返上が進めば利用者は必ず増える。周辺部に走らせるだけでなく、停留所や路線を増やし、街の中も走らせるようにすれば乗客は運転手だけなどということはないはずだ。公共交通を本来の便利で低料金の乗り物に戻してほしい。不便だから利用されないのだ。
川柳「朝囀」高齢の 運転者だって 生きている (誠)
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