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2016年12月16日 (金)

頑ななプーチンの心開けるか…安倍首相の秘策は?

 

 首を長くして待つ山口に遅刻魔、プーチンが姿を現わしたのは約束より何と2時間も遅れてからだった。シリア問題の協議などがあったためだというから仕方がないが、ペスコフ大統領報道官は「多少遅れたが、首脳会談には影響ない」と人を食ったようなことを言っていた。こっちは人食い魔だ。こんな鉄仮面を相手に安倍首相はまともにわたり合えるのか、まず心配が先立った。

 

 待ちぼうけは遅刻魔の外交術で、相手を待たせることで上位に立ち、マイペースに引き込む戦術だという。過去に英国のエリザベス女王やフランシスコ・ローマ法王にも待ちぼうけを食わせたという。東日本大震災の後、復興担当相に就任した当時の民主党、松本龍氏が訪問先の宮城県庁で公務のため遅れて現われた村井知事に「先に部屋に入って待つもんだ」と逆上、辞任する羽目になった。

 

 スパイが本職だったプーチン大統領だからというわけではないが、安倍首相に遅刻を詫びたかどうかは知りたい。追っかけの報道陣もなぜ確かめて報道しない。私たちの関心は一にも二にも北方領土問題だ。返還に進展を期待できるような空気があるのかどうか、遅刻のお詫びにもそれが感じ取れるかもしれないと思うからだ。期待しては裏切られ、また何とか話し合いの糸口をさぐる繰り返しだった。

 

今度も事前のテレビインタビューに「領土問題はロシアにはない。あるのは日本だけだ」と敵対の空気だ。日本が領土問題を進めるテコと位置付ける共同経済活動だが、プーチン大統領は「ロシアの法律の下で行う。もちろん島はロシアに属している」と領土問題は一歩も譲らない構えだ。そんな頑ななプーチンの心を安倍首相は果たして開けるのか。温泉と海の幸のもてなしで心ほぐれるのか。

 

堅牢なる土塁ほど崩れる時はもろい―外交の世界にはそういう言葉がある。安倍首相から手渡された元島民の手紙がそのきっかけになるかもしれない。戦後75年もたつのにふるさとに帰れない人々の思いやいかばかりか。日ロの話し合いのたびに期待し、裏切られてきた。そしてロシア、ロシア人への不信がふつふつとわき立つ----プーチンさん、待ちぼうけにおさらばしよう。

 

川柳「朝囀」 「島返す」 遅刻のお詫びに そう言って  (誠)

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