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2017年1月

2017年1月19日 (木)

文科省局長の大学天下りで大騒ぎ…地方は「天下り天国」だよ

 

 文部科学省が大学を担当する局長の早稲田大学への「天下り」をあっせんした疑いがあるとして騒ぎになっている。再就職のあっせんや利害関係のある企業・団体への在職中の求職活動などを禁じた国家公務員法に違反だ…と。違法じゃ仕方がない。本人を含め文科省も大学も真摯に是正処分を受けるべきだ。同時にすべての府省にわたって調査し公表すべきだ。

 

 これまでの調査ではそれ以外にも再就職のあっせんが疑われる例が複数見つかったといわれ、法が抜け穴になっている恐れもある。疑いがあってもつじつま合わせの証言を打破できず、そのままになってしまう例が多いようだ。周囲の目も厳しくなって再就職先で内部告発されるような例もあるが、なんとかかんとか言って正当化され不問に付されてしまうことが多いようだ。

 

 長年にわたって蓄積してきた学識を第二、第三の職場で生かすのは望ましいことだし、本人の生きがいにもむしろ推奨すべきことだ。大学や研究機関ではノドから手が出るほど欲しいだろう。取材体験、特に外国の実情に接してきた人たちがやたらに大学、短大の教壇に立ち、そのために学生の払う経費の急騰を招いていることを考えれば、「正しい天下り」を工夫、活用すべきだ。

 

 公務員の「天下り天国」は地方では野放しだ。国と同じように厳しくすべきだという声はあっても依然として県や市町村を退職後二か所,三か所の天下りをする。

キチッと生活給が保証される。民間人には産業経済界も官界も冷淡で、泣きついたって働き口なんかくれない。行政とのパイプがある役人OBほど便利じゃないから仕方ないか。やっぱり「天下り天国」がうらめしい。

 

 川柳「朝囀」けしからん とは言えやっぱり うらめしい  ()

2017年1月18日 (水)

小田原市の生活保護なめんなジャンパー批判浴びる

 

 小田原市の生活保護を担当する職員らが「生活保護()なめんな」などの文字をプリントしたジャンパーを着用して職務にあたっていたことが批判をあびている。ジャンパーの製作、着用は2007年からだというから、10年間も着用されてきたのがなぜ今ごろになって騒ぎになったんだろう。市民の批判は押さえこまれてきたのだろうか。

 

 このジャンパー製作には不幸な事件が絡んでいる。2007年に生活保護費の給付を打ち切られた60代男性が市職員3人をカッターナイフで負傷させるという事件があった。当時の生活保護担当の職員たちが生活保護の不正受給を許さないというメッセージを盛り込み、ジャンパーを作ったというのだ。「悪を断つ」という思いを込めて「SHAT悪」という文字がプリントされたという。

 

事件を顧みて自分たちの仕事への正しい理解を呼び掛ける必要や生活保護行政への意識を刷新したいという思いが強まったからだ。不正受給を許さない。不正には厳しく立ち向かおう。そういう強い思いがジャンパーや行き過ぎと取られる表現になったのだろう。ジャンパーを着用して生活保護受給家庭を訪問したことなどもあり、配慮を欠いていると受け止められたのだろう。

 

生活保護を担当する職場は役所の中でもストレスが生じやすいから、担当を嫌う空気がある。事件の後でそんな空気が特に強まった。そんな後ろ向きではいけない、福祉行政を後退させるな…と市役所内部に対しても「生活保護行政を軽んじてはいけない」という思いを伝えたかったという。つらい福祉行政をめぐる正直な思いも考慮してやらなければならない。ひとごとではない話だ。

 

川柳「朝囀」正義には まごころ通じぬ こともある  ()

 

2017年1月16日 (月)

全国900議会が議員年金復活意見書可決…ぬけぬけと

 地方議会の半数以上にあたる900議会が議員厚生年金の復活を求める意見書を可決していると通信社の集計結果が公表された。引退後の生活不安が背景だと集計には分析がついているが、それが原因で地方議員の「なり手がない」ともっともらしい地方議会の声が添えられている。まあ、よくもぬけぬけとそんなことが言えるなあ…というのが巷の声だ。

 

 議員のなり手がない―なんて笑止だ。引退後が不安なら議員にならなくてもいいじゃないか。頼みもしないのにしゃしゃり出てきて、ろくに議員らしい仕事もしないで、後の生活を保障しろとは虫がよすぎる。議員で飯を食おうなどと考えることが不とどきだ。議員にいい仕事をしてもらうにはそれなりの手当が必要だとは思うが、それが当然だという顔をされたんじゃ嫌になっちゃう。

 

 政務活動費をめぐる不正問題は完全に解決したわけじゃない。1年、半年もすれば元の木阿弥だろう。領収書を偽造して政務活動費をネコババするなんて卑しい。品性がみすぼらしいよ。市民の汗の結晶たる税金を食いものにする、罪の意識もないじゃないか。人が見ていなければ何でもやる。ドロボー、追いはぎ、詐欺のたぐいじゃないか。恥ずかしくないのだろうか。

 

 そうは言っても2011年に議員年金が廃止され年間平均100万円前後の年金がなくなったのだからつらいとは思う。しかし、市民のつらさはそんなもんじゃない。ささやかな年金は年々削られ、一銭とて増やす方便はない。食費を削り、病院通いを控え、ひたすら命を縮めるしかない。その市民に掛け金を負担させて議員年金を復活、ぬくぬくと過ごそうとはふざけた話だ。

 

 川柳「朝囀」政治家が 保険屋を呼ぶ 控え室  ()  

 

 

やはり異様―共産党大会で民進、自由、社民が気勢

 

 あり得ると思われたことでもいざそれが現実になると異様だ。昨日の共産党大会に野党4党代表が出席し次期衆院選の共闘の決意を披露した。野党共闘は後戻りすることは決してない―とアピールする志位和夫共産党委員長と手をつないで気勢を上げる安住淳民進党代表代行、小沢一郎自由党共同代表、吉田忠智社民党党首の姿は遊説カーの上で並びマイクを握ってきたのと違う。

 

 かつて飛ぶ鳥を落とすほどの勢いのあった政権党、自民党の若き幹事長としてその中枢で権力をほしいままにした小沢氏。強引さが災いして党内支持基盤を失うと党を飛び出し、細川政権を押したて、さらに民主党をして政権交代を引き寄せ、2度も古巣自民党を倒し、こともあろう共産党と手を取り合って3度目の自民党打倒に気勢を上げているのだ。

 

それを政治とひと口に呼んでいいのか。政権を取って理念、政策を実現するのが政治だというだろうが、政権という権力争い、棒倒しのようなものではないのか。私たちは現実の政治に何を信じればいいのか。答えが見つからない。聞けば民進党の蓮舫代表は「あくまでも安倍政権打倒のための共闘であり、共産党と政権を共にすることはない」とブレーキを踏んでいる。

 

ますます分からない。支持組織の連合が共産党との政権協力に反対していることを気遣ってのことだろうが、本当のところは分からない。昨年、「次期衆院選は与党と野党が1対1の分かりやすい選挙にする」と講演で言っている。結局は有権者は二の次にして候補者を押したて,引きずりおろして選挙のための野合を進めることになるのだろう。国民のための政治はいつやるんだ。

 

川柳「朝囀」やんわりと 誘われ加わり かごの鳥  () 

 

 

2017年1月14日 (土)

安倍さんの大盤振る舞い―今度はフィリピンに1兆円

 

 安倍首相が豪州・東南アジア歴訪の最初の訪問地、フィリピンで向こう5年間に1兆円の支援を打ち出した。ケチなことを言うようだが、もちろん安倍家の金庫から支払われるわけでなく、国民が働いて納めたなけなしの税金、公金から支払われる。昨年もアフリカや南米歴訪で多額の支援を連発し、すっかり気前のいい大旦那になってしまったが、それが本当に生きたものになるんですか。

 

 フィリピンの地下鉄整備や灌漑計画、麻薬対策などに使われる約束だというが、間違っても軍事利用されたり政界の裏に流れたりすることはないだろうか。アジアでは途上国へのODA資金にそんな疑いがささやかれたこともある。ドゥテルテ大統領が中国に接近する姿勢を見せているから、それを日米同盟側に引き寄せようという思惑も安倍首相にはあるようだが、そんなことで向き直りますか。

 

 外交の専門家は言うことがその都度違うのであんまり信じたくはないが、トランプ米次期大統領がアジアに対してどんなカードを切ってくるか分からない。だから

安倍首相が先回りして気懸りな国の向きを改めさせる。それをトランプに伝えるのだという。「米国は(これまでのように)世界の警察官ではいられない」というトランプのご機嫌をうかがおうというわけだ。

 

 それじゃあ日本が「警察官の代理」になっちゃう。何でも「金で済む」とやってきたわが日本外交は火の車になっちゃう。国家予算の3分の1が社会保障費で消えちゃう。少子化の上に6人に1人の割で子どもが貧困という。子ども2人の標準家庭で3600万円も肩代わりさせられているという借金大国ぶり…。それを考えると安倍首相の海外での大盤振る舞いが気になっちゃう。

 

 川柳「朝囀」いい顔の 旦那の後ろ 妻子泣く  () 

 

 

 

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