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2017年2月

2017年2月25日 (土)

女性候補増法に大新聞が賛成大合唱―私は大反対

 国会や地方議会の女性議員を増やすため、選挙で候補者の数を出来るだけ男女均等にする法案が成立の見通しになり、大新聞がそろって「賛成」の声をあげている。

何でも反対する―と苦言が返ってきそうだが、私は「大反対」だ。だって、選挙は基本的人権の1つで、投票はもちろん立候補の自由も保障されている。自薦でも他薦でもふさわしい人が自由に立候補しているはずだ。

 

 それを法律であらかじめ調整された数の男女が立候補して当落を競うというのでは立候補、選挙の自由が保障されているとは言えない。今だって政党によって立候補が事前調整されているのは問題だろう。それは政党による選挙の私物化、政治の私物化じゃないのだろうか。いつも民主主義の危機を強調し、選挙や政治の公正、公平を訴えている大新聞が賛成論をぶっているのは理解できない。

 

 男女平等―という概念に毒されているのではないのか。国も地方も女性議員が少ないことは有権者の声を偏りなく代表しているとは言えないというが、数の平等性への誤った認識だ。女性議員の数が少なくてもその主張が普遍的で誰にも理解を得られるようなものなら多数の男性議員の支持だって得られる。特に地方議会は少数の女性議員でもイデオロギーを離れて対等に力を発揮できる。

 

女性議員が増えればより多様な声が議会に届き、柔軟でバランスのある政治が期待できるというが、それも一面的すぎる。確かに女性でなければという視点が期待できるが、男性議員だって柔軟でバランスのとれた思考ができる議員を選べば、多様性のある議論、政治を期待できる。ただ男女の数を同じにさえすれば政治が公正になるというのは思い込みに過ぎない。

 

女性にチャンスを与えるのは大変結構だ。諸外国で議員が女性活躍の場になっていることも評価する。だが、法律で闇雲に女性議員を増やそうというのは乱暴だ。その前にまず家庭や社会で「男女の平等」を確立することだ。

 

川柳「朝囀」本当は おんなの一票 目がくらみ  ()

 

2017年2月21日 (火)

なぜ問題にしない、医師、医学生の強姦事件

 昔は、医は仁術といった。今は算術、いや詐術ではないのか。新聞をめくれば医学部以外は問題外といわんばかりの進学塾広告が目に飛び込んでくる。地方自治体は医師確保に湯水のように税金を投じて至れり尽くせりの住まいや報酬を用意し、月額20万、30万円という奨学金を特設している。地域医療に穴があかないようにしなければならないとはいえ、やり過ぎではないかとも思う。

 

 こうまで特別扱いしたのでは勘違いする医者や医者の卵、医学生が出てきても不思議はない。その通り船橋中央病院の研修医や医学生ら男性3人が10代の女性に酒を飲ませてこん睡状態にさせた上、集団で強姦していたとして逮捕された。その前には千葉大学医学部の男子学生3人が女子学生に酒を飲ませて泥酔状態にした上、飲食店のトイレで集団強姦し逮捕されたばかりだ。

 

 逮捕された船橋中央病院の研修医は強姦容疑で5回も逮捕されていたという。どうしてクビにならなかったのだろう。私のマチの市立総合病院の男性研修医も睡眠薬をまぜた酒を女性に飲ませ何人か強姦、逮捕された上解雇された。いずれも犯行の手口は酒を飲ませて意識を失わせ、集団で暴行しボロぞうきんのように放り出すという残忍きわまりない。

 

 若気の至りだ、酒の上のことだ、集団意識のせいだろう…取材を続けていくとこんな言葉が返ってくる。医者、医学生に対する社会のゆがんだ思考がはびこっていることがよく分かる。間違いだ。医師は命を守る仕事だ。命を守る前に人を守る。心に寄り添う。それが酒で意識もうろうとした女性にキバをむく…オオカミだ。出来そこないの医者や医学生をこれ以上増やしてどうするのだ。

 

 川柳「朝囀」こころなしか 医師の態度が よそよそし  ()

2017年2月14日 (火)

いじめ、いじめ死―また学校と教委の失態目立つ

 

 また中学生のいじめ・いじめ死事件で学校や教育委員会の失態が目立っている。福島県南相馬市の中2女子のいじめ死では学校がいじめの事実を掌握しながら、救えなかった。愛知県一宮市の中3男子のいじめ死では、男子は担任との関係に苦しみ、両親が再三相談していたが学校は救えなかった。両親の再三の相談にもかかわらず市教委は「知らなかった」と公表するなど不手際が目立っている。

 

 原発事故で福島から自主避難した横浜市の中1男子がいじめを受けて不登校になった事件では、男子が同級生らに多額の金をおごらされていたことを当初はいじめではないとしていた市教委が一転して「いじめだった」と見解を改め、市教育長が謝罪した。林文子市長も「子どもに寄り添った対応ができていなかった」と失態を認め、謝罪した。

 

 「放射能汚染や転居に対する賠償金があるだろう」といわれて金銭をおごらされていた。その金額も1か月で150万円にも上っていた。それを両親から知らされた学校や市教委がいじめと判断しなかった、いや、判断できなかったとはどういうことだろう。第三者委員会はいじめではなく、法に触れる非行・ぐ犯行為と指摘するなど救いの手を差し伸べるべき男子を非行少年扱いしていた。

 

 これではいじめの芽を早期に発見し、いち早い救いの手をといういじめ対策の本質を無視している。第三者委員会という救済機関が本来の目的を果たしていないのではないか。いじめに苦しむ子どもに寄り添うことができない人たちが構成しているのではないか。教育的配慮ができてこそ第三者委員会のメンバーとして相応しい。委員はいじめへの意識をしっかり持ってあたるべきだ。

 

 川柳「朝囀」言い訳と 強弁のかげ 散るいのち () 

 

2017年2月11日 (土)

結構じゃないか「ご機嫌取り」…日米首脳会談

 

 「雇用」「雇用」とわめくアメリカのトランプ大統領をわが国の新聞、テレビ各社は「子どもっぽい」とつい昨日まで扱き下ろしていた。それが日米首脳会談が終わると同時に今度は、矛先を安倍首相に向けて一斉に「ご機嫌取りはうまくいったか」と嫌みに満ちた論評を展開している。「子どもっぽい」のは一体、誰だろう。

 

 トランプ―安倍会談はほぼ予想通りになった。当然だ。マティス国防長官を先行派遣し、大事な課題について日米の意向をぶっつけ合った。トランプ―安倍会談の下地作りは完了していたのだ。日米同盟、日米安保条約の一層の強化は確認し合っている。中国の海洋進出、北朝鮮の核・ミサイル開発を考えれば日米韓の関係強化は歴代大統領と変わるはずがない。アメリカのアジア政策の軸足だからだ。

 

 経済だってアメリカの利益だけ主張するなんていう身勝手が通るわけがない。トランプ大統領だってそんなこと承知だ。元々、貿易、通商は当事国間の交渉が原則であり、わが国の交渉力を鍛えるまたとない機会になるかもしれない。国際協調に頼り過ぎた現状を見直すきっかけにもなるだろう。自動車産業を核に経済協力プランを準備した安倍首相に「ご機嫌取り」の批判はないだろう。

 

誰が首相であってもアメリカの顔色を無視できない。いかに正論でも敵に回して戦うには相手として強大すぎる。就任後、少し分かってきたことがある。トランプ大統領の不満は、アメリカは「世界の警察官」たるべく莫大な犠牲を払ってきた…ベトナム戦争、湾岸戦争など軍事費に加え未曾有な若者の生命…だが、それがアメリカに対するリスペクト、尊敬・感謝として返っていないという不満だ。

 

国の役割に対する対価が公平、公正でない世界への不満だ。国際秩序の構築に直接、参加していないから、その矛盾によく気が付くし、何でも壊そうとする。そういうトランプ大統領とどうしたらうまく付き合って、自国を守っていけるか。日本に対する切り込みはこれから始まる。その時に何でも、腹の底から言い合い、注文をつけることができる信頼関係をつくっておくことは何よりも大切だ。

 

川柳「朝囀」ボギーでも バーディーという 声はずみ  ()

2017年2月 7日 (火)

不合格―自民党が知事に通信簿、静岡県議会

 学校の学業評価を持ち出すまでもなく、他人から評価されるのが好きな人はあまりいないが、静岡県議会では最大会派の自民党が川勝平太知事の2期8年にわたる主要な県政の課題を検証、評価し、発表した。結果は5点満点で平均2・2、もちろん「不合格」の判定だった。夏の知事選に向けた攻防の前哨戦とはいえ、喜んでいるのは喧嘩好きな政界雀たちばかりらしい。

 

 自民党は定数69のうち39人を占める県政野党。「是々非々」を掲げるものの肝心の知事に自民党への気遣いはまるでない。ひざ元の政令市静岡をあてこすり、市長を副知事にはめ込んだ「静岡県都」構想をぶち上げたり、「静岡市は政令市の失敗事例」と扱き下ろし、民放テレビのインタビューで「県議会は権力欲と金銭欲しかない、腐った職業政治家がやっている」となどと言いたい放題だ。

 

 「知事の通信簿」は1期目からやり出したものだが、そんないがみ合いが背景にあるから県民もまともに受け取ってはいない。評価は県政の主要課題12分野81項目について検証したもので、満点の5点から0点まで万遍なく評価は散り、平均点は2・2点で「不合格」となった。静岡市政のことに口を出し過ぎるのが不評で1・2点、予算に占める教育費の全国最低レベルも1・7点どまりだった。

 

 自民党は「検証は知事の政治姿勢のチェックでもある。公式にただしていきたい」と対決姿勢をにじませたが、肝心の知事は「不合格とは残念。客観評価になっているかどうかだ」と受け流し、さして気にとめているようでもない。県議会の他党、他会派は「そこまでやっても独自候補の擁立にメドさえ立っていない。知事の腰を浮かせることもできないのでは…」と冷ややかだ。

 

 川柳「朝囀」得意わざ やるぞやるぞで 腰砕け  ()

 

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