なぜ問題にしない、医師、医学生の強姦事件
昔は、医は仁術といった。今は算術、いや詐術ではないのか。新聞をめくれば医学部以外は問題外といわんばかりの進学塾広告が目に飛び込んでくる。地方自治体は医師確保に湯水のように税金を投じて至れり尽くせりの住まいや報酬を用意し、月額20万、30万円という奨学金を特設している。地域医療に穴があかないようにしなければならないとはいえ、やり過ぎではないかとも思う。
こうまで特別扱いしたのでは勘違いする医者や医者の卵、医学生が出てきても不思議はない。その通り船橋中央病院の研修医や医学生ら男性3人が10代の女性に酒を飲ませてこん睡状態にさせた上、集団で強姦していたとして逮捕された。その前には千葉大学医学部の男子学生3人が女子学生に酒を飲ませて泥酔状態にした上、飲食店のトイレで集団強姦し逮捕されたばかりだ。
逮捕された船橋中央病院の研修医は強姦容疑で5回も逮捕されていたという。どうしてクビにならなかったのだろう。私のマチの市立総合病院の男性研修医も睡眠薬をまぜた酒を女性に飲ませ何人か強姦、逮捕された上解雇された。いずれも犯行の手口は酒を飲ませて意識を失わせ、集団で暴行しボロぞうきんのように放り出すという残忍きわまりない。
若気の至りだ、酒の上のことだ、集団意識のせいだろう…取材を続けていくとこんな言葉が返ってくる。医者、医学生に対する社会のゆがんだ思考がはびこっていることがよく分かる。間違いだ。医師は命を守る仕事だ。命を守る前に人を守る。心に寄り添う。それが酒で意識もうろうとした女性にキバをむく…オオカミだ。出来そこないの医者や医学生をこれ以上増やしてどうするのだ。
川柳「朝囀」こころなしか 医師の態度が よそよそし (誠)
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