また舌禍―人心忖度できない政治家多すぎる
舌禍といえば、他人の悪口で災いを受けることもそうだが、政治家の舌禍といえば自分が言ったことで自らが災いを受けることだ。まさに口は災いの元なのだ。そういえば最近は政治家の舌禍が多いねえ。今、この拙稿を書いている最中にもどこかで大政治家が、舌禍をやらかしているんではないか。本人は舌禍だとは思わないでしゃべり、人に言われて慌てて謝罪したり取り消したりだ。
山本幸三・地方創生相、東京五輪後は文化が主要な観光資源になると考えたところまではいい。しかし、その先がお粗末で「文化財の観光振興には一番のがんが学芸員。観光マインドが全くない。この連中を一掃しなくちゃ…」と地方創生セミナーでやった。こんなことを言えば学芸員たちの立場はない…そこまで言っちゃあいけないな…国会議員らしくもない、思慮ナシだ。
それに例えにするにしても他にあるだろう。こともあろう、一番のがん―なんてとんでもない。がんと闘っている患者や家族に対して気遣いがない。むごい。大臣の発言を聞いた人たちはみんな嫌な思いをしただろう。山本大臣の人間性も一瞬にして剝がれたに違いない。新聞、テレビで騒ぎになって、撤回し謝罪した。撤回するくらいなら言わなければいいじゃないか。
役人におんぶしてもらって岩手の水害地を視察した復興政務官が、「政府が長靴をたくさんそろえた。長靴業界はもうかったじゃないか」とやった。福島原発事故で自主避難に追い込まれた人たちに「(今も帰れないのは)本人の責任でしょう」と復興大臣がやった。みんな政治家としての人格さえ疑わしい人たちだ。元々は、そんな箸にも棒にもかからんような人たちに投票している選挙民がダメなんだ。
川柳「朝囀」 ああ、またか 中途半端が 舌禍する (誠)
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