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2017年8月

2017年8月29日 (火)

思考力が課題―思考力怪しい大人がよく言うよ。学力調査報道

 全国学力調査の結果を伝える29日朝の新聞各紙を見て思わず笑っちゃった。「小中、思考力なお課題」―まずびっくりしたのはこの見出しだ。政治家も役人も市井の衆人も、そして新聞人も、子どもたちの思考力をとやかく言えるのか。失言、舌禍が絶えない政治家の思考力は大丈夫なのか。それを評論、批判する新聞人はえらそうにきれいごとばっかり書いているじゃないか。

 

もう一つびっくりなのは紙面のあちこちで教育長や教育評論家、それに知事や市町村長が「その成績に一喜一憂することがないように…」と言っていることだ。その言葉の端々に「一喜一憂」がこぼれている。「一喜一憂とはどんな意味か書け」なんていう問題を出したら、子どもたちは「私たちの学校の校長先生のように学力調査の成績で言葉が変わること」―なんていう答えばかりだろう。

 

まだある。「学力調査は決して学力競争ではありません」と文科省が結果発表で言ってることだ。正直じゃないねえ。学力をしっかり映した調査ですと言えばいいじゃないか。それならなぜ「正答率のコンマ以下の数字は学力差を反映しない」などとわざわざ煽るようなことを言うんですか、文科省殿。過去の問題を利用して1年がかりで特訓している学校もあるじゃないか。

 

子どもたち,特に高校入試を控えた中3は学力調査の結果が入試内申書に響くのではないかとビクビクしているよ。記述問題は苦手のようだ。大学新入試では重視されるのに…。部活も2時間以上組は成績が芳しくない。そんな見出しや識者談話で埋め尽くされた新聞記事ばっかりじゃ、子どもたちはつらいだろう。毎年数10億円もの税金をつかって子どもたちをいじめるんですか? 文科大臣殿。

 

川柳「朝囀」点数を 競ってきたこと つい忘れ  ()

 

 

                     2017・8・29

2017年8月23日 (水)

障害児まで食いもの…悪魔の籠池夫婦

 

 きょうの新聞朝刊に学校法人「森友学園」が経営する幼稚園で、障害などで支援を必要とする要支援児の補助金について障害の程度を実際より重く装って何と5年間で1億円近い不正申請をしていたと出ていた。障害のある子どもへの救済までうそ偽りを働いてかすめとろうという前理事長、籠池泰典(64)諄子(60)夫婦の悪らつぶりが改めて浮き彫りになっている。

 

確かに国有地売却に伴う近畿財務局の法外な値引きや地下ゴミ撤去費の算定などの不明瞭な点や教育勅語の斉唱など特異な教育実践に首相の地位を忘れて安直に賛意を安売りした安倍首相、小学校の名誉校長におさまって何の疑いも抱かなかった首相夫人ら糾弾されるべきことばかりだが、忘れてならないのは時の政権までもあやつり土地と金をかすめとろうとした夫婦の大罪だということだ。

 

首相夫人を名誉校長に取り込み、並立写真を撮ってそれを国有地買い取り交渉の場で首相の携帯番号といっしょにチラつかせた。首相夫人からの首相名義の「百万円寄付」も政治利用の仕掛けの一つだったに違いない。交渉に関係した人々がまんまとひっかかったとしても不思議はない。不正に手を貸したとなれば責任は逃れられないが、籠池夫妻の大罪を軽んじることはゆるされない。

 

教育者を装いながら、こともあろう障害を持った子らを食いものにして補助金をだまし取る。悪魔のような夫婦だ。野党や新聞、テレビは財務局をたたき、首相夫人の国会招致を叫び、安倍政権のイメージダウンをもっとやりたいだろう。だが、そういう政局がらみの糾弾、叫びのかげで悪魔の夫婦が「時の人」となり、有名人気取りでテレビ画面に映っているのは異常すぎる。

 

川柳「朝囀」 間違うな だました君が わるいのよ  (誠)

2017年8月22日 (火)

ドロ船で旗ふるタヌキさん

 

 泥船でも船頭になりたいのか…という厳しい批判が聞こえる一方で、党立て直しに政治生命をかけろ! 自民党批判の受け皿めざせ! 政界再編へ総力結集を! と新聞各紙が民進党の代表選に大声援を送っている。5年前の旧民主党時代の挫折に当時の小沢一郎リーダーが「残念ながら政権を担う力が備わっていない」と声を詰まらせた時から果たしてどれほど力がついたのか。

 

 残念ながら答えは「ノー」だ。むしろ政権与党に噛み付くだけで政治の手法も政策観も劣っている。新聞各紙が再建、再生に声を枯らすのもそのためだろうが、はっきり言って前原、枝野両氏にそれに応えるだけの力があるとは思えない。「お山の大将」を競うのではなく、全党一丸になってリーダーを推挙し党勢回復に一歩をしるすべき時ではなかったか。

 

 新聞各紙の応援は「ないものねだり」「ひいきの引き倒し」に過ぎないことを知るべしだろう。先細りの党が分裂して内輪の争いにうつつを抜かしている時じゃないだろう。高偏差値集団にしてはお粗末だ。何が期待できるのか、自民党よりも頼りになるのか…何一つ確かなものがないじゃないか。国民有権者が「もう一度やらせてみよう」という気にはとてもなれないだろう。

 

 国民負担率を50%まで引き上げるというけど自分たちの月給、手当を半減するのが先だろう。教育の無償化って、財源はどうする。減らない基礎年金を実現するって? その財源はどこから持ってくるんだ。介護士、保育士の処遇改善? それだって財源をどうするかだ。2009年「子ども手当」の財源のアテがなく政権を投げ出した時と何も変わっていないではないか。

 

 川柳「朝囀」 泥船の 上で旗ふる たぬきたち  (誠)

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